第58回定期演奏会 ご来場御礼

第58回定期演奏会、無事終了致しました。
たくさんのお客さまにご来場いただき、誠にありがとうございました。

演奏会終演後の打ち上げで、今回「三角帽子」で素晴らしい歌声をきかせて
いただいた寺島夕紗子さんから「前回は「恋は魔術師」でご一緒しましたが、
そのときのメインは矢代秋雄さんの曲でしたね」というご発言がありました。

指揮者の齊藤さんが「水響を今まで振ってきたなかで、3大難曲を挙げると
バルトークの役人全曲・矢代秋雄の交響曲、そして今回の三善晃でした」
とおっしゃられて、それを受けての寺島さんのお言葉だったのですが、
実をいうと、私自身は「邦人作品+ファリャ+フランスもの」という組み合わせが
2回目だったことに、実はそのとき初めて気がつきました。
(前回は、ファリャ・矢代のほかにドビュッシー「遊戯」をとりあげ、団内では
水響史上最もカッコいいプログラムという意見もでていました)

今回のプログラム案を決めるとき、以前から団内でも人気が高かっ
「オルガンつき」をメイン候補にすることは、会議の場でもすぐにコンセンサスが
とれたのですが、どの曲を組み合わせるかについては結構苦労しました。
三善をぜひにという声があがり、それを軸にということになったのですが
「オルガンつき」と「交響三章」をつなぐ曲、これがなかなか決まらなかったのです。

かなり煮詰まった状況下、他のプログラム案に「三角帽子」があっ
「おお!これを入れると「3(さん)」プロですなあ」という感じで決まったので
私自身すっかり忘れていたのですが、これは偶然の産物ではなくて
実は水響のDNAに「邦人+ファリャ+フランスものはカッコいい!」という
遺伝情報が濃厚にあったためと思います。

オルガンの大木さんからは「3曲とも実質メインですよね。よく体力もちますねー!」
という「お褒め」の言葉もいただいた今回のプログラム、
個人的には、前回の「矢代・ファリャ・ドビュッシー」に決して負けない
見ても聴いても楽しくカッコいいものになったと自負しております
いかがお感じになりましたか。

次回は、2019/5/19(日)今回と同じくすみだトリフォニーです。

シベリウス・吉松隆・チャイコフスキーの「交響曲第6番」を集め
まぎれもない「6番」プログラム。
指揮は水響初登場の新田ユリさん。新たな出会いによる化学反応がとても楽しみです。

皆さまのご来場を心からお待ちしております。

水星交響楽団運営委員長 植松隆治