【御礼】第55回定期演奏会御来場ありがとうございました

第55回定期演奏会、無事終了致しました。今回もたくさんのお客さまにご来場いただき、誠にありがとうございました。

今回は、20世紀初期にパリを中心に活躍した伝説のプロデューサー、ディアギレフにちなんだバレエ音楽を集めました。「火の鳥」はストラヴィンスキーの出世作だけあって技術的にもかなりの難曲で、師匠であるリムスキー・コルサコフ譲りのゴージャスな響きがなかなか出せず、またルーセルは聴いているのとかなりイメージが異なる演奏しにくいメロディーが並び、水響初めての作曲家ということもあって音楽が身体に入るのに時間を要しました。さらに、サティでも、彼独特の「人工的」な世界を出すのに苦労するなど、本番直前まで産みの苦しみが大きかった演奏会でしたが、今回約20年ぶりにお招きした森口先生の情熱的かつ的確なご指導のもと、何とか本番を終えることができました。お客さまから頂戴したアンケートでも「色彩感が良くでていた」「ゴージャスでした」などの嬉しいお言葉をいただくことができました。

次回は、常任指揮者の齊藤先生による演奏会です。齊藤先生お得意の、そして水響としても約20年ぶりに満を持して取り組むあの名曲ブラームス交響曲第1番をメインに、コープランドの「ロデオ」を滅多に演奏されない「バレエ全曲版」で、そして、ヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ」第7番という、北南米を代表する作品をお届け致します。

10/29(日)すみだトリフォニーホールで皆さまのご来場を心からお待ちしております(ミューザ川崎ではありませんのでご注意ください(笑))。

水星交響楽団運営委員長 植松隆治