ご来場御礼

第53回定期演奏会、無事終了致しました。
たくさんのお客さまにご来場いただき、誠にありがとうございました。

今回は、ブリテンとブルックナーという、一見、親和性があまり感じられないような組み合わせでしたが、実は2曲とも「レクイエム」という大きな共通項がありました。

19世紀オーストリアと20世紀イギリス、時代も場所も異なり、作風も随分と違っているため練習を開始したころは正直戸惑いもありました。しかしながら、練習を積み重ねるうち曲に内包される「悼み」「祈り」という感情はその違いを遥かに超えたところにあるのだなと強く思うようになりました。そのあたりの表現がうまくできたかどうかは、ご来場いただいた皆さまにおききするしかないのですが、お答えいただいたアンケートを拝見するかぎり僅かなりともお伝えできたのではと手ごたえを感じております。

さて、次回の演奏会は、2016年10月2日(日)、今回と同じくミューザ川崎シンフォニーホールです。

エルガーの「エニグマ変奏曲」をメインに、ヒンデミットの「ウェーバーの主題による交響的変容」、バッハ「幻想曲とフーガ」のエルガーによるオーケストラ編曲版という、必ず何らかの「変化」が絡む少々ひねったプログラムとなっております。

また、新たな一面をお聴かせすべく精進してまいります。
ご来場を心よりお待ちしております。
水星交響楽団運営委員長
植松隆治
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